開口部上部に設ける「庇（ひさし）」は、雨や日射からの影響を軽減し、倉庫・荷捌き場の快適性・機能性を高めるためのオプションです。
太陽工業では、用途・設置環境・開口部の仕様に応じた庇設計を承っております。
機能・ポイント
- 出入口・側面開口部など上部に庇を設置することで、雨の降り込み・水の飛散を抑え、荷捌き・搬出入時の濡れリスクを軽減できます。
- 強い直射日光や雨水による影響を受けやすい場所では、庇を設けることで、室内温度の上昇抑制・膜材や保管物の劣化軽減にも寄与します。
- 設置条件（荷重・スパン・出幅・風・雪など）に応じて、庇の出幅・素材・取り付け構造を調整できます。開口状況や作業動線・搬入車両の種類などを踏まえて、最適仕様をご提案しております。
適用シーン／こんなときに
- 出入口や側面開口をトラック・フォークリフトで頻繁に使用し、「雨天時の濡れ・滑り」「搬出入時の雨流入」が懸念される倉庫・荷捌き場。
- 倉庫内を明るく保ちたい・膜材裏面や保管物の温度上昇を抑えたいと考えている施設。
- 雨水・雪解け水が外壁や開口部に飛散・浸入しやすい環境（大スパン・長尺倉庫・積雪地域）で、前出幅を有した庇構造を附加したい場合。
- 中長期運用においてメンテナンス性・被覆材寿命・断熱・遮熱等も考慮した付加仕様が望ましい場合。
選び方のヒント
- 出幅・勾配の確認：開口の横・上部からの雨水流入を抑えるため、どれくらい庇を出すかを搬入動線・雨向き・風向きを踏まえて計画します。
- 荷重・雪・風圧条件：地域の積雪・風速条件に合わせて庇構造を補強する必要があります。
- 出入口の利用頻度・車両・動線：頻繁に車両が通る場合、庇の下地構造や排水設計（雨樋併設など）も併せて検討が望ましいです。
- 膜材・長寿命仕様との整合性：庇から落ちる水や巻き込み風による膜材の摩耗を抑えるため、適切な素材・納まり仕様を選定します。
- メンテナンス・将来用途変更：荷捌き方法の変更や開口数増減を想定している場合、庇仕様を柔軟に設計しておくと安心です。
ご相談・ご依頼について
庇（ひさし）オプションについても、太陽工業ではお客様のご用途や環境条件に応じた最適仕様をご提案いたします。ご検討の際は「出入口位置」「車両動線」「地域の気象条件」などを整理のうえ、お気軽にご相談ください。
ヒアリング後には、概算出幅・素材仕様・排水・施工要件を含めた見積もりをご提示いたします。
